歓びの種/YUKIのコード進行分析
今回はYUKIの歓びの種(作曲:蔦谷好位置)のコード進行を分析しました。
この曲は最初にコード譜を見た時にキーがなんなのか全くわからなかったのですがおそらくこうだろうというのがわかりましたので今回紹介します。
(諸説あるとおもいますが・・・)
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歓びの種のコード進行分析
コード譜はこちら
歓びの種 / YUKI ギターコード/ウクレレコード/ピアノコード – U-フレット
ディグリーネームで書きます。
イントロ キーA#
5 4 1 1m 5 4 1 2M
5 2 1 1m 5 2 1 1onC 5
Aメロ キーC
(逆さまに見てた)
1 2 1sus4 1 4sus4 4 5m7
1sus4 1 4
Bメロ キーF
(青い首飾りを)
4 5sus4 5 6 5
4 5sus4 5 6 5 4#m7♭5 5sus4 5
3M 6 1
(結びなおしてね)
2m7♭5 5sus4 5
サビ キーF
(見逃してしまう)
1 7 37 6 1 4 57 1
6 6sus4 1sus4 1 5
6 5 4 57
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解説
そもそもなんでキーが分かりづらいかと言うと
この曲はダイアトニックコード内の転調がイントロを含めると2回もあるのでなんのキーか分かりづらくなっています。
曲を聞いているとすごく自然なのにノンダイアトニックコードも多いしコード進行分析はめちゃくちゃ難しいです。
さすが蔦谷好位置さんです。
※転調についてわからない方はこちらから
続いてBメロに4#m7♭5がありますがこれは経過音(パッシングディミニッシュ)だと思います。
ノンダイアトニックコードのアイデア③ パッシングディミニッシュ(経過音) – ギター初心者がギターを弾くまで
同じくBメロに2m7♭5がありますがこれはトニックF(m)に対するリレイテッドⅡmだと思われます。
本来m7♭5のリレイテッドⅡmは戻るコードがマイナーの時に使われるのですが今回は戻るコードはF(Ⅰ)です。これはその前の本来セカンダリードミナントの役割をするC7にCsus4(5sus4)というマイナーメジャーどちらにも着地できるコードを挟んでドミナントモーションでサビ頭のFにつなげていると思われます。
※リレイテッドⅡmについてはこちらから
ノンダイアトニックコードのアイデア② リレイテッドⅡm – ギター初心者がギターを弾くまで
※sus4についてはこちらから
コード進行のアイデア④ sus4 – ギター初心者がギターを弾くまで
続いてサビですがEm7♭5→A7→Dm(7m7♭5→37→6)のコード進行がありますがこれはリレイテッドⅡm→セカンダリードミナント→元のコードです。
ダイアトニックコードの覚え方 – ギター初心者がギターを弾くまで
この記事の「強進行の関係でダイアトニックコードの場所がわかってると簡単にリレイテッドⅡmとセカンダリードミナントを挿入できる」という所にとんでいただくと詳しく載っています。
以上「歓びの種/YUKI」のコード進行分析でした。
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