なぜマイナーキーの曲はマイナーキーに聞こえるか

今回はマイナーキーの曲はなんでマイナーキーに聞こえるかというお話をしようと思います。

 

皆さんは平行調を勉強した時に「使われてるコードが一緒なのに曲の感じが変わるの?」と思いませんでしたか?

僕は思いました。その時は「まあそういうもんなんだろ」とスルーしていたのですが

これの答えは非常にシンプルで

「マイナーコードで始まってマイナーコードで終わればマイナーっぽく聞こえる」

です。

 

これはどういう事かというとマイナーダイアトニックがあってマイナーコードで始まり、マイナーダイアトニックのコード進行で曲が展開し、マイナーコードで終わってもいいんですが、

その中のフレーズで平行調のメジャーキーのコード進行が含まれてもマイナーダイアトニックのトニック(Ⅰ)で終わればマイナーに聞こえるという事です。

 

結構マイナーキーの曲のフレーズを見ているとマイナーダイアトニックの関係だとよく分からないコード進行だったりするのが平行調のメジャーダイアトニックで考えると腑に落ちたりするフレーズだったりする事が多いので作曲者も結構平行調のメジャーダイアトニックのフレーズを借用したりして曲を作っているんだと思います。

 

曲がマイナーで終わればマイナーキー、そう思うようにしましょう。