ダイアトニックコードの覚え方
今回はダイアトニックコードの覚え方をやります。
キーGのダイアトニックコード何ですか?と急に言われてもパッと出てこないですよね。
今回の記事を読めば
ギターの指板自体がダイアトニックコード一覧表に見えてきます!!
本当ですよ!
しかもそこに書いてあるコードを上の段下の段を使って弾けばダイアトニックコードが鳴る超便利なダイアトニックコード一覧表です!笑
もうダイアトニックコード一覧表とはおさらばですね!
ではやっていきましょう。
まず覚え方とのタイトルですが、
覚える必要はありません!!
前回までにやった強進行を使います。
前回やった強進行のパターンを覚えて強進行がギターでどこにあるのかを知ればなんとトニック(Ⅰ)の音さえ決まればメジャーダイアトニックのコードもマイナーダイアトニックのコードもⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶがどこにあるのかが一発でわかるんですね!!!
- 強進行はギターでどこにあるのか?
- メジャーの強進行パターンとマイナーの強進行パターン
- メジャーのディグリーネームとマイナーのディグリーネーム
- 強進行からのダイアトニックコード割り出し方まとめ
- 強進行の関係でダイアトニックコードの場所がわかってると簡単にリレイテッドⅡmとセカンダリードミナントを挿入できる
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強進行はギターでどこにあるのか?
まずはおさらいで強進行パターンは
・Ⅰがメジャーの場合
Ⅶ→Ⅲ→Ⅵ→Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅳ
・Ⅰがマイナーの場合
Ⅱ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅶ→Ⅲ→Ⅵ
でしたね。
この強進行がギターでどこにあるのか?というと
このブログでやった上の段(6弦)と下の段(5弦)を1フレット飛ばしで
こういう配置でずーっと強進行の関係になっています!
(ちなみに6弦-5弦、5弦-4弦、4弦-3弦、2弦-1弦は全部この配置で強進行の関係になっていますが6弦と5弦の場合そのまま上の段下の段でそのままコードにできるのでここでは6弦-5弦の関係だけで説明します。※3弦-2弦は弦の調整が半音違うのでこの関係になってません。)
上の段下の段についてはこの記事で
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メジャーの強進行パターンとマイナーの強進行パターン
メジャーもマイナーもまずは固定である2514がどうあてはまるのかを確認します。
・メジャーダイアトニックの場合
例えばCダイアトニックを割り出す場合Cは6弦(上の段)だと
8フレットにあります。このトニックCに対してまずは固定である2514がどういう風にはまるかを考えると、
強進行の流れはこうなので
こうはまります。
そしてメジャーキーの場合固定である2514の前に736が来るので
こうなります!
5弦(下の段)のCの場合だと
3フレットにあります。このトニックCに対して固定である2514がどうあてはまるか考えると
こうなります。
そしてメジャーキーの場合固定である2514の前に736が来るので
こうなります!
・マイナーダイアトニックの場合
Amダイアトニックを割り出す場合は6弦(上の段)だと
5フレットにAがあります。このトニックAmに対して固定である2514がどうあてはまるかというと
こうはまります。
そしてマイナーキーの場合固定である2514の後に736が来るので
こうなります!
5弦(下の段)の場合
キーDmでダイアトニックを割り出すとすると
5フレットにDがあります。
このトニックDmに対して固定である2514がどうあてはまるかというと
こうはまります。
そしてマイナーキーの場合固定である2514の後に736が来るので
こうなります!
まとめると
5弦(下の段)にトニックがある場合
6弦(上の段)にトニックがある場合
この配置を当ブログでは
強進行ダイアトニック
と名付けます。
メジャーマイナー共通である2514が
5弦(下の段)にトニックがある場合の
この形と
6弦(上の段)にトニックがある場合の
この形さえ覚えればあとは736をメジャーだったら前に、マイナーだったら後に持ってくると考えれば簡単ですね!
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メジャーのディグリーネームとマイナーのディグリーネーム
メジャーの強進行のギター上での動き方とマイナーのギター上での動き方がわかったらあとはディグリーネームをつければそれがダイアトニックコードになっています。
メジャーの場合は
ですね。
マイナーの場合は
です。
試しにGメジャーダイアトニックを出してみます。
実際使う時は「どこがなんのコードで・・・」とかわかる必要なく、ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦの場所さえわかればあとはダイアトニック表を見なくても弾けちゃいます。
今回は例なので実際に何のコードかまで出してみます。
Gは6弦3フレットにあるので(上の段の3フレット)
この形ですね。
実際にギターの音がどこにあるのかを見てみます。
こうですね。
なのでⅠ=G、Ⅱ=A、Ⅲ=B、Ⅳ=C、Ⅴ=D、Ⅵ=E、Ⅶ=F#とわかりました。
あとはディグリーネームをつけると
G Am Bm C D Em F#m7♭5
となります。
Gダイアトニック表を見ると。
ちゃんとあってますね。
次にEmダイアトニックコードを出してみましょう。
Eは5弦の7フレット(下の段の7フレット)にあるので
この形ですね。ギター上ではどうなってるかというと
こうですね。
なのでE F# G A B C Dとわかりました。
これにディグリーネームをつけるとマイナーダイアトニックなので
Em F#m7♭5 G Am B C D
になります。Emダイアトニック表を見てみましょう。
あってますね。
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強進行からのダイアトニックコード割り出し方まとめ
強進行からのダイアトニックコードの割り出し方をまとめますと、
まずメジャーだと
123
と
4567
のブロックに分かれます。このブロックをまず覚えます。
5弦(下の段)にトニック(Ⅰ)がある場合は
この配置になります。
6弦(上の段)にトニック(Ⅰ)がある場合は
という配置になります。
続いてマイナーの場合は
6712
と
345
というブロックに分かれます。まずこのブロックを覚えちゃいます。
そして5弦(下の段)にトニック(Ⅰm)がある場合は
こうなります。
6弦(上の段)にトニック(Ⅰm)がある場合は
という配置になります。
考え方としてはまずトニック(Ⅰ)に対してⅤがどこにあるのかを考えます。
5弦(下の段)にトニック(Ⅰ)がある場合は
そのまま真下にあります。
6弦(上の段)にトニック(Ⅰ)がある場合は
右斜め上にあります。
(この関係は以前この記事でも紹介してます。)
あとは1の右には必ず2が来ますし、5の左には必ず4が来ます。
(2→5→1→4はメジャーもマイナーも共通なのでこの4つは必ず隣どうしにあります。)
そうすると
5弦(下の段)にトニック(Ⅰ)がある場合
6弦(上の段)にトニック(Ⅰ)がある場合
の配置になります。
あとはメジャーなら
123と4567のブロック、
マイナーなら
6712と345のブロック
を付け足せばダイアトニックコードの配置がわかります。
ダイアトニックコードの覚え方ってスケールから導いたり(スケール覚えなあかん!)いろいろあると思うんですけど
この覚え方のいいところは簡単にリレイテッドⅡmとセカンダリードミナントを挿入出来るんですよね。
リレイテッドⅡmについてはこの記事で
ノンダイアトニックコードのアイデア① セカンダリードミナント
どういう事かというとダイアトニックコードを弾いていって「ここにセカンダリードミナントを挿入しよう」とか「リレイテッドⅡm→セカンダリードミナント→を挿入しよう」とした時にもう強進行の関係にダイアトニックコードが並んでるので
リレイテッドⅡm→セカンダリードミナントを挿入したいんだったら
2個前のコードを、戻るコードがメジャーだったらm7に、マイナーだったらm7♭5に、
1個前のコードをメジャーのマイナー7にしちゃえばいいのです。
セカンダリードミナントのみを挿入したいんだったら1個前のコードをメジャーのマイナー7にしちゃえばいいのです。
どういう事か実際に見てみましょう。
キーCで弾いているとして
(↑Cメジャー強進行ダイアトニック)
ⅥにリレイテッドⅡm→セカンダリードミナントを挿入したいとします。
そうすると強進行の関係は
こうなので
Ⅵの2個前のⅦを(メジャーダイアトニックのⅥがマイナーなので)Ⅶm7♭5にして
1個前のⅢをⅢ7にすれば
Ⅶm7♭5→Ⅲ7→Ⅵのコード進行ができました。
実際にあっているか確認しましょう。
CメジャーのⅦはBでⅢはEでⅥはAなので
Bm7♭5→E7→Amになっているはずです。
Amを仮想ⅠとみたてているのでAmキーを見てみましょう。
ちゃんとあってます。
このように簡単にリレイテッドⅡm→セカンダリードミナントのノンダイアトニックのツーファイブワンを挿入することができるので強進行の関係でダイアトニックコードを覚えているととても便利です。
そしてコード譜を分析するときにもこのダイアトニックコードの配置で追っていけば
「お!EのはずがEmになって強進行でつながってる!」としたら
「リレイテッドのツーファイブワンになってるかな?次マイナーのはずのコードが7になってる!リレイテッドのツーファイブワンだな。」
とか
「お!EのはずがEm7♭5になって次が強進行だ。リレイテッドのツーファイブワンだな。」
とか
「お!EmのはずがE7になって次強進行だ、セカンダリードミナントだな。」
とかコード進行の分析が出来るようになるんでとても便利です!!
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