コード進行のアイデア② ツーファイブ
今回はコード進行のアイデア第2回目としてツーファイブというものを紹介します。
これも前回のドミナントモーションと同じぐらい超大事な概念なのでぜひ覚えてください。
-
ツーファイブ
ツーファイブというのは
Ⅱ→Ⅴ
の進行の事です。
キーCであればDm→Gの進行です。
ツーファイブはめちゃくちゃ有名かつ超大事なコード進行なのでぜひ覚えてください。
さらにⅡ→Ⅴとくれば前回やったドミナントモーションで
Ⅱ→Ⅴ→Ⅰという進行が作れます。
これも超有名進行でツーファイブワンと言われています。
（キーCであればDm→G→C）
-
ツーファイブの理屈
ツーファイブも実は前回やった強進行です。
おさらいとして強進行とは
「半音の関係にあるところ（Ⅲ-Ⅳ、Ⅶ-Ⅰ）をまたいで完全4度上（完全5度下)」です。
つまり
Dmの完全4度上がGです。（Dmを1個目と考えて4個上のコード。かつE-Fの半音の関係にある所をまたいでいます。）
-
強進行は他にもある
「半音の関係にあるところをまたいで完全4度上（完全5度下）に行くときが強進行」であれば他にも強進行があるのではないか？？・・・
その通り！あります！
強進行パターン
・Ⅰ→Ⅳ
・Ⅱ→Ⅴ（ツーファイブ）
・Ⅲ→Ⅵ
（Ⅳ→Ⅶは半音の関係にある所をまたがないので強進行になりません）
・Ⅴ→Ⅰ（ドミナントモーション）
・Ⅵ→Ⅱ
・Ⅶ→Ⅲ
この強進行パターンを知っていると後々あることで役に立ちますのでぜひ覚えておいてください。
以上、コード進行の基本中の基本、ドミナントモーションとツーファイブでした。
ダイアトニックに含まれないノンダイアトニックコードやキーを移動させる転調にはこの２つがめちゃくちゃ利用されていますのでこの２つを理解していると
次回以降ノンダイアトニックコードのアイデア、転調のアイデアとやっていく予定ですが、それらを理解する事ができると思います。